流通大革命の勃発。
日本での健全な流通形態の中では、今までの業態(メーカー、卸、小売)が一体となり、最終消費者へと商品が流れていました。ここでは、お互いの役割を分担しながら、それぞれの利益率を守りながら企業が成長することができました。
現在では、その流通が崩れてメーカー・卸・小売があたかも流通大戦争の様に消費者に販売攻勢がかけられています。
従来の商品流通形態が崩れると、いろんな問題がでてきます。
メーカーは消費者のニーズを一番把握している小売店から情報が得られなくなり、卸店は小口で商品を仕入れたい小売店への販売が少なくなり、小売店は価格の主導権を持てないために、価格競争に負けてしまうことになります。
情報が閉鎖的になり、結果的に本当にいい商品が消費者に流通することができなくなっています。