価格も利益もメーカー次第
商品販売の流れは、小売店や実際にネットショップなどを運営されている方は十分にご存知とは思いますが、以下にいくつかの問題点を明記します。
■価格はメーカーが決定
当然、商品の販売価格は、メーカーまたは卸業者からの仕入れで上代金額からの掛け率で商品を仕入れることになります。この時点で、実際に販売した価格と仕入れ価格との差がショップの利益になるのですが、実際には現在の経済環境による価格競争により、消費者はより安い価格へシフトする傾向にあります。
■売上げ金額の決定
最近では、小売店がメーカーから直接仕入れをする状況もありますが、多くの場合は卸売業者からの仕入れになると思われます。そこでの問題点は、昨今の不況によりメーカー・卸業者が在庫数を多く抱え混まない事が上げられます。
そうなると商品を販売している小売店での売上げ金額も縮小方向に決まってしまい、ショッピングモール等での販売計画(オークションや共同購入)や売上げ計画を立てることができません。
2.価格のメカニズム
商品が製作されて市場に出るまでを価格の面からみてみましょう!
【メーカー】
商品原価率:25%~30%にて商品を製作
【卸売店】
商品仕入れ率:40%~50%でメーカーから商品仕入れて、小売店に販売。
【小売店】
商品仕入れ率:50%~60%で卸売店から商品を仕入れて消費者へ販売。
■上の価格の流れは、業種や日本で強く定着しているブランド商品等の場合には若干の違いがありますが、ここでは、価格決定権はメーカーにあり、利益率の決定は実際の販売価格との差になりますが、最大でもその価格、および利益は決まっていて卸・小売側では価格を決定することができない事をみておいてください。